その後しばらくスマホをいじっていた。
ガチャ
ん?誰か帰ってきたのかな?
でも、何にも連絡なかった気がする。
…あれ?
私…玄関の鍵閉めたっけ?
え、どうしよう。
なんか急に怖くなってきた。
足音がだんだん一階から二階へと近づいてくる。
もう、こうなったら…。
「おかーさーん?おかえりなさーい。」
わざと人が居る事を知らせるために大きな声で言った。
すると、ガチャとドアが開いた。
え!
「ただいま。あんたちゃんと戸締りしときなさいよ?何かあったらめんどくさいんだから。」
「ごめんなさい。」
バタン。
はぁー。とりあえずよかったぁ。
でも、連絡来てなかったのに。
まぁ、いいけど、もし泥棒とかだったら怖いよね…。
今日はお母さんと一緒にご飯を食べた。
でも、忙しそうだったから私が夕飯を作った。
お母さんの手料理なんて何年も食べてない。
ご飯を食べた後、お母さんが言う。
「お母さん、これからまた海外に行ってくるから、よろしく。」
「あ、お父さんもしばらく帰って来ないみたいだから。」
「帰って来るときは連絡するわ。」
「わかった。気をつけてね。行ってらっしゃい。」
しばらくして、大きなキャリーバッグの引いて、出て行った。
「はぁー、また1人。つまんない。」
まぁ、親がいてもつまんないけど。
「寂しい…」
寂しいのかな?
小さい頃は寂しかったけど、今はもう慣れたと思う。
…先生。今何してるかな?
ーさなからー
お気に入り⭐️50人達成!
そして、いいね💗200を達成しましたー!
ありがとうございます!!
嬉しい限りですっ!😍
いつも見てくださってありがとうございます😊
これからも頑張って行くのでよろしくお願いします💕🙇♀️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。