コンコン
私は、ひょこっと顔を覗かせる。
いつものようにクルッと椅子をこちらに向けた。
そして私は、少し不満そうに言う。
そう聞きながら近くの椅子に座る。
すると先生は、立ち上がり、窓を除いた。
準備室は、ちょうどグラウンドが見える位置にある。
何かあるのかと思い、先生に問う。
そう言うと、窓にもたれかかった。
先生が何かいいかけた時…
コンコン
と、ドアがノックされた。
なんとなく、『どうしよう。』って思った。
いつもなら、先生の手伝いとか言って誤魔化せるけど、
文化祭には興味なさそうな先生の手伝いって…。
私はとっさに思いついた演技をした。
私が言っている途中に誰かが入ってきた。
私はドアを見る。
そこには…
うん、そう言うこと。と言うふうに先生は頷く。
め、面と向かって言われるとさらに恥ずかしい…
私は赤くなりながら言う。
すると、私のスマホが鳴った。
私は、電話を切る。
私は、先生を急かすように言う。
私は、廊下に出て先生を待った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。