第86話

文化祭3 ー2日目ー
4,941
2018/01/04 08:15
私は準備室のドアの横にもたれかかるようにして待つ。


うふふ、今日も先生の執事姿見れる〜!!

もう、あれは誰が見てもカッコいい!って言っちゃうよね。

私は1人でニヤける。


するとドアが開いた。

青木先生
あなたちゃんと、直樹、何かあったの?

青木先生はそう言いながら出てくる。
あなた

えっ?
な、なんでですか…??


青木先生って、意外と色んなことに鋭い、、
青木先生
いや、なんとなく?
なんかあった?
さらに興味津々に聞いてくる。
あなた

いえ、特にないですけど…

青木先生
本当に〜??
俺の勘、よく当たるんだけど…
着替え終えた先生が出て来た。

するとすかさず、
青木先生
いてっ!
先生が青木先生の頭をペシッと叩いた。
青木先生
ちょっと、何すんだよ。
先生
余計な詮索はするな。
聞きたければ、あなたに聞けとは言ったが、お前にとやかく言われる筋合いはない。
お前は俺の保護者かよ。

先生は呆れたように言った。


ん…?

聞きたければあなたに聞けって事は…
青木先生
つかさ、聞きたければ聞けって事はさ、聞けることの出来事があったって事だろ?
あなた

あ、それ私も思いました。


うん、そうだよね。

そうなっちゃうよ。


先生は、『しまった…』という顔をした。
先生
あなた、早く呼び込み行くぞ。

さっきは、『なんで俺まで』とか言ってたくせに〜
あなた

はいはい。

あなた

んじゃ、青木先生もクラスの応援頑張ってくださいね!

青木先生
えー、教えてくれないの〜?
まぁ、また今度ね。
いってらっしゃーい!
あなた

いってきまーす!

私は青木先生に手を振り、先生を追いかけた。

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