第89話

文化祭6 ー2日目ー
4,799
2018/01/06 09:00
あの後、少しシフトに入った後、千紗と文化祭を満喫した。

午後も1時間働く事になっていたので、私達はお店へ戻る。
あなた

お帰りなさいませ!お嬢様!

先生
行ってらっしゃいませ。お嬢様。
私がお客さんを迎える隣で先生は、送り出す。


すると、私が迎えたお客さんは、『あの人かっこいい!』と、コソコソ話してるのかと思えば、

先生の側へ駆け寄った。


もー、先生、モテすぎ。
みんな
女子1)) あの、私達のこと担当していただけませんか??

え、えぇ!?

ちょ、それって、指名ってことだよね??

それ引き受けちゃったら、次々と…
先生
申し訳ありませんが、ランダムとなっておりますので、そう言うのは出来ないんです。

おぉ、先生ナイス!
みんな
女子1))そ、そうですよね。こっちこそすみません。
先生
でも、お席までご案内させていただきますね。
と、営業スマイル。

うん、席に案内するくらいはサービス精神があっていいよね。

先生は、私に目で合図し、私は次のお客さんを案内する。
あなた

お帰りなさいませ!ご主人様!

あなた

お席までご案内しますね〜

男子4人組。

大学生くらいかな??

なんで来たんだろ?ってか、ノリか。
みんな
男子1))俺、あの子タイプだわ。
遠くにいる、千紗を指しながら言う。
みんな
男子2))えー、俺はあの子だ。
お、委員長じゃん。

委員長は、凛としてて、綺麗で…
みんな
男子3))俺は、今案内してくれてる子だな。
私は思わず、振り向いてしまいそうになる。
みんな
男子4))ほら、そんな事言ってねーで早く行くぞ。
あなた

こ、こちらにどうぞ!
ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいね!
失礼します。

私はお辞儀をして裏へ戻る。


ふう、もうすぐ文化祭も終わりかぁ。

今はもう14時。

あと、1時間で終わってしまう。

あと、30分のシフトだけど、最後までいようかな?

そんなことを考えながら、私は出来ている料理をテーブルに運びに行った。

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