第104話

先生と出会う前
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2018/05/12 09:59
入学してからはやくも1ヶ月が経った。


高校に入ってからは、親が海外に長期間出張することが多くなり、家では基本的に1人だった。




実は最近、千紗の体調が良くない。


ホルモンバランスが乱れているのが原因じゃないかと、お医者さんから言われたそうだ。


放課後、お見舞いに行こうかな…?


授業のプリントとかも渡せたら渡したい。


私は、なんとなく中学が同じだった子達と話していた。

ー先生ー


準備室から、外を見ていると、ちょうどお昼を食べている生徒達がいた。


もうこんな時間か。


そう思いながらも、生徒達を眺めていた。


不意に、ある女子生徒を見て、思った。


周りに合わせ、笑っている。


……本当に楽しいのか?
先生
あんなの疲れんだろ。

自分に言っているようだとも思う。


生徒の前に出るときは、髪の毛をボサボサにし、メガネをかけ、ダサい先生になる。


本当の俺は誰も知らない。


あぁ、1人いたか。


でも、学校内ではそいつだけだな。


そんな事を考えて居ると、昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。


中庭でお昼を食べていた生徒達は慌てて弁当箱を片付ける。


俺も教室行くか……。


なかなか気合の入らない気持ちのまま教室へ向かった。


ー自分目線ー


あれから3日ほど経ち、千紗の調子はだんだん戻ってきて居るようだった。
あなた

千紗ー!

千紗
おぉ、おはよーあなた!
あなた

調子はどー?

千紗
うん、いい感じ!
あなた

良かったー
でも、あんまり無理しないでね?

千紗
うん!
お、千紗じゃん。
元気になったの?
ひょこっとクラスに顔を出す陸。
千紗
お陰様でー!
あんまり無理すんなよー
千紗
あなたにも同じこと言われたわー 
あ、じゃあさ、美味しいものなんか奢ってよー!
あなた

お!!いいね〜
ついでに私も〜!

なんでだよ。
千紗
ええー、病人をいたわってくれよー!
もう元気なんだろ〜?
千紗
ケチだなぁ、全く。
それだと女子にモテないぞー?
あなた

そーだ!そーだ!!
可愛い女子2人がお願いしてるんだからぁー!

それ自分で言っちゃう?
あなた

うん、少なくとも千紗は可愛い。

千紗
うん、少なくともあなたは可愛い。
……。
あなた

よし!じゃー、放課後ファミレスに行こう!
パフェ食べたいー!

千紗
あぁー、いいねー!
山盛りポテトも食べたいな〜
しょっぱい物と甘いものって交互に食べれば、いくらでも食べられる!!
あなた

あー、確かに!!

はぁ……ったく、しょーがねーなぁー。
あなた

やったぁー!!

千紗
いえいっ!!

私と千紗は2人で喜び、ハイタッチをする。


それから放課後は約束通り、ファミレスに行き、陸の奢りで思う存分食べた。



ー先生目線ー


最近、小林が復活してから、藤崎はよく笑うようになった。


とても楽しそうに笑うときもあれば、とても綺麗に笑うときもある。


綺麗に笑うって言うのは、周りに合わせて笑うんじゃなくて、


小さい子供を見て、「可愛いなぁ。」とか思いながら笑ってる感じの。


その笑顔に…俺は惹かれていった。



ーさなからー

やっほー!です!笑


お久しぶりですねー!


あ、えっとですね、実は今、小説をお休みしてるんです!(ここでは言ってなかったのでお知らせ!)


詳しく知りたい方は他の小説のやつを見てください!(テキトー感すごくてごめんさない!)


今、コツコツ書いてるんですがー、思いのほか進んでなくて焦ってます……。


でも、頑張りますっ✨

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