星を眺めていたい。
そう思うことはないだろうか。
ふと、星と聞いてこんな歌が脳裏に流れる。
_きらきらひかる、おそらのほしよ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤまばたきしては、みんなをみてる
きらきらひかる、おそらのほしよ。___
誰もが聞いたことがあるだろう。
幼い頃、飽きるほどたくさん歌ったこの歌を。
きらきらひかる、おそらのほしよ。
__星は届かない。
どんなに背伸びをしても、脚立を使っても、
お父さんを使っても、山へ登っても。
きらきらぼしは、私の手にはとどかない。
星は今日も空に散らばっている。
まるで、私達の事を照らすかのように。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。