第11話

恐怖
10,825
2017/11/19 04:29
何が起こっているのかわからない。
ただ一つだけ言えること。それは、目の前にいるこの人は危険だということ。
クラスメイトA
あなたちゃんも馬鹿だよねーほんと笑
こんなんに簡単に騙されちゃってさ。
笑っちゃうよ。
あなた

ど、どういうこと…?

クラスメイトA
俺知ってんだよねー。あいつが吸血鬼だってこと。
(ど、どうして?ジョングクはいつも通り演じていたはず…。)
クラスメイトA
なんで?って思ってる?それはね、俺もだからだよ。
耳を疑った。この人が、吸血鬼…??
だ、だからこんな牙…!!
クラスメイトA
あのジョングクが気に入った子なんだからね。そんなの奪いたくなるじゃん笑
あなた

い、いやぁ!!

その時、携帯が鳴った。メールだ。画面に映し出される文を読んでみる。
ジョングク
『今すぐ来い。腹減った。』
(い、行けるわけがない…どうしよう。。)
その画面を見た男は、笑いながら
クラスメイトA
ふははっ、残念。今から俺がぜーんぶ飲み干しちゃうんだー。ゾクゾクするでしょ?
あなた

……!!

逃げたいのに、足が全く動かない。体が言うことをきいてくれない。
クラスメイトA
じゃ、目隠しするよ?
そう言って、自分のネクタイを解き、私の目に目隠しをする。
あなた

い、いや…

クラスメイトA
ふっ、可愛いよ。じゃあいただきまーす。
覚悟を決めてぐっと構える。
(ガチャガチャ…バタン)
ジョングク
おい、何やってんだよ。

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