竹倉 燐side
あなた「えっと聡太くんね、下着が欲しいんだって!
だけど、私男子じゃないからわからなくて…、
案内してよ、」
隼人「うん、わかった…こっちだよ」
二人の世界に入り込まれても…。
「クレープ買お!あ、パフェもある!」
お金の財産を見ると、暗い表情で固まったあなたちゃん。
すると、天の神様で決め始めた。
ふと、横を見るといたはずの彼がいない。
隼人「ほら、あなた。パフェ…」
「え、ありがとう。お金、」
隼人「いいよ、クレープ買っておいで。」
「うん、隼人ありがとう!!」
…こいつは計算高い。
クレープとパフェだと、パフェが300円高い。
その高い方をわざわざ買ってくるなんて、
計算高いやつしかしない。
「お待たせ、隼人ありがとう!」
隼人「ううん、困ったらいつでも言って?」
「うん、」
さりげなく、二人は隣同士を守る。
前に二人。後ろに三人。
俺は、前の元カレカノのイチャイチャを見ている。
虫酸が走る、てか腹がたつ。
「一口、いる?」
隼人「いいの?」
「うん、あーん」
隼人「あ、あーん…ん!美味しい!」
…まだ付き合ってんじゃない?
質のよい、美男美女のカップル。
…ちっ、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。