あ〜…どうしよう、。
また奏音がお昼一緒に食べよって言ってくれた…!!
嬉しいけど…すっごく緊張する…
「"海斗?"」
「ん?あー、ごめん、考え事…(苦笑」
「"ならよかった。具合悪いのかと思った!"」
「心配してくれてありがと(ニコッ」
彼女はいつもこんな風に僕を心配してくれる。
彼女と出会ってもう1ヶ月が経つ。
この1ヶ月の中で僕が気づいた事がある。
それは……僕は奏音に恋をしている。
最初はとても優しくていい子だなと思ってた。
けど今は、僕のそばにいてほしいって思っちゃう。
「奏音って…一人暮らし?」
「"妹と二人暮らし!"」
「妹さんがいるんだ…!今度会ってみたいな…なんて(苦笑」
「"いいよ!大歓迎!"」
「え、ほっ、ほんとに!?ありがとう…!」
こんなに優しい子はいないだろう。
いるとしても僕は奏音が一番だ。
こんな天使のような子…初めて出会う。
これ以上…君を好きになってもいいかな…?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!