第5話

モトキ・蓮巳lov…さんリクエスト小説③
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2017/12/11 09:59
あなた ばいばい雄也くん!

高木 おう、またな!






キーッ
ドンッ

高木 えっ…





あなたは俺の目の前で車にひかれた。



デートのときはいつもあなたの家まで送って行ってたんだけど、このときに限ってそのあとの仕事場が近くだったから家まで送れなかった。いや、送れないことはなかった。でもあなたはやさしいから、
「大丈夫だよ、雄也くん!大変でしょ?」
って言って、その場で別れることにしていた。




目の前の出来事に俺は何も出来なかった。
たまたま近くにいた人が通報してくれて、なんとかあなたは助かった。

でも…




医師 あなたさん、命が助かったのが奇跡です。
   ただ…

高木 ただ…?

医師 もう自由に歩くのは無理になります。
   車椅子での生活になるでしょう。

高木 そうですか…。

医師 これから大変なことばかりでしょう。彼氏さん、あなたがあなたさんを支えてあげてください。

高木 はい。













高木 (あなた… ほんとにごめん…。)












あなた (なんだろ…この感じ…ここどこ…?もしかして…天国…?)

高木 …あなた…?あなた?

あなた (雄也くん…?)
     んっ…?ここ、天国じゃない…?

高木 何言ってんだよ、あなた。
   ほんとにごめんな…俺のせいで…

あなた え?何があったっけ?笑
    もうあんまり覚えてないから気にしないで笑

高木 あなた、あれから2週間眠ってたんだ。
   あっ、先生呼ばないと…





医師 うん。問題ないですね。ただ、あなたさん、あなたはこれから自由に動くことは難しくなります。車椅子で生活してください。

あなた ……は…い…。

高木 (あなた…)

あなた ありがとうございました…。








高木 あなた、ほんとにごめん。

あなた いいの!気にしないで…!
     私がこうなったのは絶対雄也くんのせいじゃないから!これからリハビリとか車椅子の練習しなくちゃ!

高木 (あなた、無理してるのに…ほんとに優しい人なんだな…。俺もできる限り普通に接しないと…!)
   そっか!じゃあできる限り俺も一緒に練習してもいい?

あなた うん!ありがと!











それからあなたのリハビリと練習には仕事の合間を縫ったりして、できるだけ一緒に参加した。
そしてやっと、退院と外出の許可が出た。
デートにはなかなか行けなくなっちゃったけど、その分、俺たちの仲は深まっていた。
あなたは車椅子に慣れてきて、最近はもう1人で買い物まで出来るくらいにまでなってきた。









高木 なああなた!

あなた なに?

高木 俺たちJUMPの、5大ドームツアーが決まったんだ!

あなた ほんと!よかったね!!

高木 うん、でも、あんまりあなたの側にいられなくなっちゃうんだ…

あなた そーだね… でも大丈夫!私、大体のことは出来るようになってきたから!長期間のリハビリだと思って頑張る!だから雄也くんも私のことなんて気にしないで、ドームツアー頑張ってきてよ!

高木 あなた… わかった…! お互い頑張ろう!

あなた うん!
     (雄也くんにはこんなこと言っちゃったけど、大丈夫かな… 結構心配だぁ…。)



あなた そうだ!私もドームツアー一回だけでも行きたい!!

高木 ほんとに?

あなた 雄也くんのステージの姿、最近見れてなかっったから!

高木 大丈夫?気をつけてね?

あなた 絶対当選してみせるから!

高木 わかった!かかってこい!笑
   (ほんとにあなた大丈夫かな…?まああなただからどうにかなるかな!)










あなた えっ…ほんとに当たっちゃったよ…
     やったぁ~!!!!!

高木 どうしたのあなた、そんなに喜んで

あなた きいてよ雄也くん!!私、当たったよ!!

高木 え!ドームツアー?

あなた うん!

高木 まじか!うわー俺、めっちゃ緊張しちゃうじゃーん

あなた えへへ(^ー^)












あなたside


参戦当日


あなた はぁ~!楽しみだな~!!

ザワザワ
ー何あの人…
ー車椅子とかじゃまなんだよ…

あなた …しょうがない…よね…!
     今日は楽しまないと…!


<車椅子席>

あなた 車椅子席あったー!よかった!



キャー!!

あなた はじまった!!
     雄也くんやっぱりかっこいいなぁ♡♡

ザワザワ

あなた (まだ周りザワザワしてるの?私のこと気にするぐらいならJUMPを1秒でも見てたほうが絶対いいのに…)




雄也side

高木 あなたは…あっいた!
   ほんとに来てる!やっぱりあなたはすごい…

ザワザワ
ー車椅子で全然見えないんですけどー!

高木 ん?あなたのこと…?









あなた はぁ。なんなのよ…こっちは雄也くんのこと見たくてしょうがないのにぃ…


高木 みなさん!


あなた あ!雄也くんだ!


高木 今日はたくさんの方に来てもらって、とてもうれしいです! ここには色々な方がいます!子供も、大人も、男も、女も、…そして、車椅子に乗っている人も…。
みんな僕たちを応援してくれています!本当にありがとうございます!
どんな人も、ここにいればみんな僕たちの大切な人なことには変わりありません!


パチパチ(拍手)


高木 これからも、僕たちの応援よろしくおねがいします!


あなた 雄也くん…













あなた 雄也く~ん!すごくよかった!

高木 あなた、大変だったでしょ?

あなた ううん!かっこいい雄也くんがたくさん見れたからそんなの全然大丈夫!

高木 そっか…!


   俺、何があっても、あなたの側にいからね!例え何を言われても、何があっても…


あなた 雄也くん… ありがと!





ムギュ

高木 無理すんなよ…?

あなた ありがと…でも、無理はしてないよ?

高木 もう…


チュッ








あなた 雄也くん…大好き…






Fin






遅くなってすみません!
そして、話がパッとしてなくてごめんなさい🙇

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