そして、深く眠りについたわたしは、昨日の 4時から寝ていたせいか、普通なら 7時に起きるのにたいし、今日は 3時に起きてしまった。
なにもすることがなかったので、なんとなくTwitterをさまよっていた。
わたしはふと思った。
涼斗センパイって確か…Twitterやっていたような。
と。わたしは別の 3年生の女のセンパイと繋がっていたのでフォロー欄を確認した。
すると、確かに〈 Ryoto. 〉の名前が。
わたしがしていることはストーカー行為ではないかとはそのときは一生懸命で思っていなかった。
しかし、非公開のアカウントだったため、わたしは諦めた。
それからずっとテレビを見ていた。
色々な話題が飛び交っていた。政治の話、経済の話、世界の話。わたしが今欲しい情報ではなかったが、なにもやることがなかったため、それとなく見ていた。
ずっとボーッとしていた。時計を見ると、7時30分。本来なら朝ごはんを食べている時間だ。なにを食べよう。
今日は寒い。暖かいスープとトーストでも食べようかな。
それから、制服に着替えて。
学校に行こう。
(( 学校 ))
(( 一気に放課後まで飛ばします ))
今日はひとりか。今日は先生に、告白するって。ちゃんとケジメつけよう。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!