着ていた服全てを下に下ろし、上半身の下着も外した。
ズボンを脱ぎながら言われた。石矢センパイがこんな人だとは思わなかった。憧れのセンパイの友達がこんな人だったとは思いもしなかった。
石矢センパイと言う最低な人に下を触られ、いやな気持ちだと言うのに、体はわたしの気持ちを分かってはくれず、喜んでいる。
下を触られながら…見ると…
わたしの下からねばねばしたものが出ていた。体は喜んでいる。
と、言うと石矢センパイは下を触っていた指を止め、自分のものを入れはじめた。どうやら、本気でわたしのバージンを狙っている。
それでも…何度言っても…むりだった
石矢センパイは自分のものをわたしの中に入れ、だした。同時にイッた。
辛かった。好きな人がいるのに…
足はガクガクしていた。授業は、5、6時間目は受けずに帰った。泣きながら。
その日はもう塾すらも行きたくなくて、自分の部屋にこもり静かに泣いた。体中の水分がどんどん失われていくような感覚があった。
今…涼斗センパイに会ったら必ず泣いてしまうと思い、次の日も学校休んだ。
🔒鈴香
\ ピンポーン /
チャイムがなった。出ると…
鈴香だった。安心した。
わたしは、石矢センパイにされたことをすべて話した。鈴香は静かにわたしの話を聞き続けてくれた。
鈴香は本当にわたしのことを思っててくれるいちばんの親友だ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。