片道30分間でつく…遊園地。
何回も友達と来たことあるし、親とも来たことがある。
それでも今日は特別だ。
そう言いながら写真を一眼レフで撮っていた。
わたしは写真を撮っている朔太の横顔に見惚れてしまっていた。
そう言いながらコーヒーカップのところまで歩いて行った。
かなり空いていた。
係員さんに
と言われ、少し悲しくなった。朔太はどうなのかな。
少し落ち込んでいたわたしは、顔をあげ、先生の方を見ると目が合ってしまった。
と言って、キスをしてきた。
嬉しかった。多分…誰にも見られてないよね…?
見られてても大丈夫。他の人なんて気にしない。今はふたりの世界だから___。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!