第30話

# にじゅうきゅう
1,294
2017/12/02 13:38
あなた

着いたーーーーーーー!!

片道30分間でつく…遊園地。
何回も友達と来たことあるし、親とも来たことがある。
それでも今日は特別だ。
間宮先生
間宮先生
夜景綺麗だなー。
そう言いながら写真を一眼レフで撮っていた。
あなた

え、朔太って一眼レフ持ってたの?!

間宮先生
間宮先生
おれ、カメラすきだかんな。
わたしは写真を撮っている朔太の横顔に見惚れてしまっていた。
間宮先生
間宮先生
なに乗る?
あなた

コーヒーカップ!

間宮先生
間宮先生
あれ酔うじゃん。まあ、いいけど。
そう言いながらコーヒーカップのところまで歩いて行った。
かなり空いていた。
係員さんに
係員
いらっしゃいませ!お父さんと娘さんですね!あそこの席へどーぞ!!
と言われ、少し悲しくなった。朔太はどうなのかな。
少し落ち込んでいたわたしは、顔をあげ、先生の方を見ると目が合ってしまった。
間宮先生
間宮先生
なに落ちこんでんだよ。
と言って、キスをしてきた。
間宮先生
間宮先生
これで少しは元気出た?
あなた

うん!

嬉しかった。多分…誰にも見られてないよね…?
見られてても大丈夫。他の人なんて気にしない。今はふたりの世界だから___。

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