〜翌日の教室〜
奈楠は、いつでも冷静だった
今から死をかけた卒業式が始まるのに...
卒業式が始まった
本来2年生や、1年生、保護者が
拍手で出迎えてくれるはずの
入場
誰もいない。
ただ、3年生しかいない
体育館を歩くだけだった
─ピンポンパンポーん
みんなは、騒ぎ出す
でも、指示どうりにした
あなたは、
奈楠、七瀬、あなた、翔馬、健人
のグループだった
みんなの声をさえぎるように
放送が始まる
その放送が終わったあと
私たちの担任がステージの上にいた。
先生の合図でみんなは、走るようにさっていた
もえに続きみんなそう言い放つ
3、2、1。
ドォォォォォン
ものすごい
突風とともに、
体育館は、爆発した
放送が終わった。
先生は、死んだ
内蔵が、飛び出て
血の海ができているのが分かる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。