第6話

妊娠!?
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2017/11/25 10:07
一ヶ月後。

「今日から保険の先生の、春野裕紀先生だ」

裕紀先生は保健室の先生だった。

白衣を着て、先生より若い先生だった。

女子から人気があって、保健室はいつもにぎやか。

「先生・・お腹痛いんですけど、ベットで休んでもいいですか?」

ある日の五時間目。

保健室のベットで休んでいた。

「兄貴と付き合ってるの?」

「え?どうしてですか?」

「前、ベットにいたでしょ?」

「え?ううん」

「そっかー」

裕紀先生は私と先生の事を知っていた。

コッホ。コッホ。

「気持ち悪・・・」

調子が悪過ぎて、早退した。

「病院行こ・・・」

市民病院に行った。いきなり・・・。

「産婦人科紹介しますね」

「え?なんでですか?」

「一応です」

「はい・・」

妊娠してる可能性はあった。一回だけ・・・。

怖い・・不安でしょうがない。

先生・・・!先生!

「大丈夫か?」

先生の声がした。顔をあげるとそこには先生じゃなくて裕紀先生だった。

「先生?」

「一応、俺保険の先生だから」

先生はそう言って隣に座った。

「智輝先生は・・?」

「出張」

「電話できないかな?」

「はい。電話番号」

メモを渡された。そこには電話番号がかかれていた。

プルプル・・・。

受話器をもって十分。

電話は通じなかった。

「先生ですか?」

「はい。」

「佐藤さんは、妊娠してませんよ。ただの体調不良です」

そう聞いた後。ファミレスにいった。

「すみません。お騒がせして」

「・・・兄貴と付き合ってるの?」

「・・・」

いつも大切なときに隣にいるのは裕紀先生だった。

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