第16話

今後について
230
2017/12/03 08:54
「どういう意味・・・?」

そう言うと先生は・・・。

「やっぱり無理なのかもな。俺たち」

「え?なんで?」

「だって、先生と生徒だし。学校も違うし。」

「だからなに?それが大切なの!?」

泣きながらそう言うと、先生は困って・・・。

「考えてみる。今日は帰ってくれ」

「え・・・?先生・・・」

無理矢理そとに出された。

「う・・・グス・・・」

ポロ・・・ポロ・・・。

大粒の涙が出てきた。

泣きながら歩き出した。

「ねー♪なんで泣いてるの?なぐさめてあげるよ~♪」

不良に絡まれた。

「や・・・」

「何やってんの」

先生の声・・・。と思ったら、祐樹先生・・・?

「何だよ!てめえ・・・」

「その子は俺の生徒だ」

「何それ。せんこうか?」

アハハ。

泣きすぎて前が見えない。

智輝先生なの・・・?裕紀先生なの・・・?

「大丈夫?」

不良達が逃げていくのが見えた。

「先生・・・?迎えに来てくれたんだ・・・」

私は泣きすぎてすっかり先生だと思い込んだいた。

「家に行こうか・・・」

手を引かれて車に乗った。

私はすぐに眠ってしまった・・・。

「先生・・・?」

目を覚ますと先生の家じゃなくて、知らない家だった。

「どこ・・・?ここ」

下を見ると白い大きめなシャツを着ていた。

「目、覚めた?」

「え?裕紀先生?」

上半身裸の裕紀先生がいた。

「なんで・・・?」

「兄貴に電話しといた。」

「え?なんで?どういう事?もしかして・・・」

「兄貴に言われたんだろ?別れようって」

「・・帰ります!!」

服を持って帰ろうとした。

「待ってよ。一杯ぐらいコーヒー飲んでいってよ」

手を取られた。

「一杯ぐらいなら・・・」

コーヒーを飲み始めた。

「・・・」

「兄貴と何があったの?」

「別れようって言われたの・・・。」

その夜はずっと話を聞いてもらっていた。

「ありがとう。裕紀先生♪先生と話してみる!」

そう言って裕紀先生の家をでた。

プップー!

「先生・・・」

先生の車が家の前に止まっていた。

「乗って。連れていきたいところがある」

「うん・・・」

朝早く。町を出た。

プリ小説オーディオドラマ