―授業中―
黒羽に名前を呼ばれたことがないと気づいて
ため息が止まらない私。
はあ。
どうしたら名前で呼んでくれるんだろ、。
(コソッ ねぇねぇ
はあ。どうしよ←聞こえてない
(コソッ あなたちゃん?どしたの?
あなた へ!?
考えすぎて、佐藤くんが話しかけてたのに
全く気づかなかった………
なんか、驚いてまぬけな声出たし。。笑
佐藤くん 何その声。笑
びっくりしすぎでしょ。
あなた ご、ごめん……
ちょっと考え事してて。。
佐藤くん さっきからため息ばっかり
ついてるもんねぇ。
あなた あはは………
佐藤くん 僕でよかったら話とか、聞くよ?
頼りないかもしれないけど。
あなた そんな!いいよ!大丈夫!
こんなイケメンさんにとっては
きっとちっぽけであろう私の悩みなんて
言えるわけない…!
佐藤くん あなたちゃん。
無理はよくないよ?
あなた う、うん。ありがと、
そんなキラキラした目で見つめないでいただきたい。
佐藤くん あなたちゃんは、
笑ってる方がかわいいんだから!
ね?
あなた え、あ、ありがとう。(ニコッ
佐藤くん っ///
そ、それでよろしい!
あなた 何その言い方~。笑
佐藤くん 何でもないよ、!
佐藤くん、面白い人だな~。
あなた ふふっ
先生 (ゴホンッ
『ふふっ』じゃないよ。
お前ら、後で職員室な。
生徒達 クスクス
あ、忘れてた。
今、授業中じゃん。。
は、恥ずかしい。。。
黒羽 なんなんだあいつ、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。