第9話

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2017/11/26 00:35
女将の言葉を思い出す。




騎乗位でやりまくった……?

わたしの動きがあまりに気持ちよくて、たまらずイッてしまった?

なかなか床上手?



いや、確かに適当に誤魔化すとは言ってたけど……。






ーー沖田さん……。

いくらなんでも、……適当すぎる。







わたしの秘話は瞬く間に広がった。



「初体験であなた騎乗位で責めはったん? あんさん、やりはるなぁ」


「聞いたわよ。あんたって、見かけによらず淫乱なのねぇ」



お姉様方からなんど声をかけられたか。

わたしは、その度に変な汗をかいては、作り笑いを浮かべた。



数日後、遊郭へやってきた沖田さん。


「やぁ、この間はなかなか熱い夜だったね」


なんて冗談を言うものだから、わたしはジロリと睨んでやった。

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