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2017/11/30

第19話

19


「お、きた……さ、ん、……ッ」


「なに?」


ようやく沖田さんが顔を上げてくれた。


「あの……ッ、わたし……やっぱり……怖いです」


「それで?」


「えっと……それで、今日は……無理です」


「へぇ」


沖田さんはしばらくわたしを見下ろしていた。

その顔はどこか楽しげだった。けれど、眼だけは笑っていない。

心臓がバクバクと鳴る。




勝手なことを言っているのは百も承知。だけど、ほんとうに怖かった。


ーーお願い。沖田さん……許して。



わたしは、必死の思いで沖田さんを見つめた。



「きみはぼくをどう思ってる?」



突然の質問だった。



「え、」


「ぼくのこと。いい人だと思う?」


「それは……もちろん、いい人だと思ってます」


「あぁ、そう」


「はい」


「でも、残念だったね。ぼくは善人じゃない」


「え」


「だから、どんなにきみが嫌がってもぼくはーー」


沖田さんは、満面の笑みを浮かべて言った。



ぼくはきみを犯すよ、と。