第38話

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2017/12/12 02:51

「なに?」


「このまま……つ、続けて……いいです」


「え? いいの?」


「はい……」


「じゃあ、ゆっくり動くね」



沖田さんのものが、また少しずつ入ってくる。沖田さんは、少し挿れては、やや抜いて、そして、また挿れるを繰り返した。


「ぜんぶ入ったよ。頑張ったね」


「ァ……ほんと……ですか?」


「うん。痛みはどう?」


「ぁ、……そういえば……もぅ、平気みたいです」


「そう、じゃあ、少し動くね」


そして、沖田さんはジワリジワリと動き出す。


初めは、やんわり抜き挿しをしていた。けれど、少しずつスピードが速くなっていく。


規則的な動きにより、トントンと身体が揺れた。



奥をギュッと押される感覚が、快感を呼び覚ます。

わたしはだんだん気持ちよくなってきた。

気づけば、声が出ていた。


「ン、ァ、ァ、……ッア」


「痛くない?」


「ん、ぁ、……っ、き、もち……いい、です」


「よかった。じゃあもっと激しくしていいね」

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