私は苦笑いをする。
これはなんというか……
本当に驚いているように赤髪の人は言う。
『莉犬くん』と呼ばれた人は笑うと
いきなりまふまふ様に腕を掴まれ、橋の手前まで行くと、何やら物を置き始めた。
わりと夢のある回答が帰ってきた。
なんでうらた様は知ってるんだ?
更に少なくないじゃないですか!
ニッコリと笑うとまふまふ様は
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と、真顔で言うまふまふ様。
確かに、車よりも早いんじゃ…?
あれが…
つまり、筋肉密度をあげたってことか……
しかしそれに怖じけることもなく坂田様はどこからともなく剣を出した。
今、どこから剣がでた……?
するとまふまふ様は楽しげに答える。
つまり、とりあえず闘力を可視化……なんてことはできないわけだ。
『呪い』は案外難しいらしい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!