第7話

友達
95
2018/04/02 08:45
朝になりカーテンから差し込む光が眩しくなった。するとアラーム音が部屋に鳴り響く。
音がでかすぎた!!あわわ、どーやって止めるっけ、ええと…
止めようとしても止まらずベッドから落ちた…。ドジすぎて何とも言えない…。
家族
健~?朝ご飯だから降りてきなさい~
今日から部活行くんでしょ~?
今行く!!
どこを押したか分からないけどアラームが止まった…。早く着替えなきゃだな。
朝ご飯を食べて支度が終わった頃、光と遥が迎えに来てくれた。
はよ~
おはよう!
おはよ~!
挨拶するのはこんなにも楽しかったっけと思えるほど、心地良かった。
それでさ~
お前はいつまでもペラペラ喋り過ぎなんだよ💢
ふはっ笑笑
あー!健が笑ったー!!
声でけーから近所迷惑💢
そんなにうるさくないもん!!
ほんとに仲良いな笑
仲良くない!!
仲良くねーよ!!
息ぴったりじゃん笑
朝から賑やかなまま学校へ向かった。門の前に長い坂がひとつあって、その坂の周りに桜がたくさん植えてある。
だから高校の名前は桜坂高校でそのまんまだよと遥に病室で言われたのを思い出した笑
この坂は部活帰りには膝に少し負担がかかるため、通る人は少ない。
みんな坂の横の脇道から帰るらしい。
着いたな
ここか、俺の高校はこんなに綺麗なんだな
この高校綺麗だよね
絶対に遥そんなこと思ってねーだろ笑
思ったもん!!
喧嘩すんな笑
してねーよ笑
うんうん笑

入ろうか、部室は汚いからやだって言うかもしれないけど…
そうして俺は部室のドアに手をかけて入った。

プリ小説オーディオドラマ