第8話

仲間
88
2018/04/02 09:12
えーと、みんな久しぶり…かな…?笑
陽太
キャプテーン!!!!おかえり!!
祐介
健!!おかえり!!
もう大丈夫なのか?!
一応、退院したけどみんなに1つ報告がある
一気にしんと部室が静まり返る。
俺は今までの記憶が無い
だから、みんなにたくさん迷惑かけるかもしれない
それでもキャプテンをやってもいいなら拍手をくれ
これで拍手がならなかったら、光に任せようと思ってた。
パチパチパチ、部室中に拍手が鳴り響く。
陽太
キャプテン務まるのはお前しかいないやん
祐介
俺もキャプテン健がいいぞー!!
ありがとうありがとう
めんな本当にありがとう
涙が止まらなくなってくる…。
まーた泣くー、男なんだから泣くなよ笑
泣きたい時は泣いてていいよ、バケツ持ってくる?
あほ、そんなに涙でねーよ笑
俺には信頼出来る仲間がたくさん居たことに気付かされた。本当にありがたい事だ。
よし、練習するぞ!!全員グラウンドに出ろ!!
陽太
おう!
祐介
さすがキャプテン
気合い入ってよかったぜ
なんだかグラウンドをみたら叫びたくなった。
桜坂高校サッカー部!!目指すは全国大会優勝!!気合い入れて練習するぞ!!
おー!!!!と言う声がグラウンドに響いた。他の部活がびっくりしてこちらを見ている。
先生がやってきた。
部活の先生
今の声良かったぞ健!
キャプテン頼んだからな!!
ありがとうございます!!
久々の練習はさすがに体にこたえた。それでも仲間と練習出来ることが嬉しくて、ずっとこの時間が続いてほしいと願った。
俺がいない間に関東大会の決勝戦まで勝ち上がっていたらしい。
その報告を聞いて俺はびっくりしたが、全国大会に行くためにはその決勝に勝たなければならない…。
時間は流れ、いよいよ決勝戦の日となった。

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