失恋の辛さは体験したことがある人にしかわからない。
体験したことがない奴が語る失恋論なんて
ゴミ以下。
と、友達が言っていた←
貴『わかんねーよなぁ…恋なんて…』
画面の向こうの皆さんこんにちわ。
あなたです。
ただいま友達の名言を語っておりました。
中『わかるだろ、恋くらい。』
このナルシストっぽい私の隣の席の男は
中島健人。
何故かモテる←←
こいつ結構なSだそ…
と、思っていると通りすがりの1年が
『中島先輩のSいいよねー!』
とか言ってってやっぱり顔なんだなと思った。
貴『中島みたいな顔面妖怪とは違うの。』
私なんて今まで生きてきてモテた試しがない。
中『なにそれ(笑) 俺はお前のこと好きだけどな。』
あー、そか←
貴『そんなこと言ってくれるのは中島、お前だけだよ、
ありがとさん。』
はぁ、モテたいわ←←
中『……』
恋っていつ分かるようになるの…
********((中島Side
俺には好きな人がいる。
そいつはこの隣でぼけーっとしている佐藤あなた←
こいつには結構アピールしてるはずなのに全然気づかない
貴『んー?どしたー中島?』
俺がどれだけ見つめたり好きだと言ったりしても
こいつは冗談としか捉えてない
中『髪にホコリ付いてるぞ』
貴『あ、まじ?取って〜』
ほらな…あなたは俺があなたを好きなのも知らずに
こーゆーことを何事もないように頼んでくる
中『ほら………取れた』
髪についていたホコリをとって見せた
するとあなたは
貴『わお〜w大物だね〜』ニシシッ
ッ…
俺はこいつのくしゃっと笑う笑顔が好きだ…
*******((あなたSide
中島から私の髪についていたホコリをとって見せてもらった
わぁお!
貴『なかなか大物だね〜!』
すると中島は黙って私の頬にゆっくりと優しく手を添えてきた
貴『なか…じま?』
調子悪いのか?返事がない。
貴『おーい?中島〜?』
すると中島はハッとして
中『…!わ、わりぃ。』
寝不足か…?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!