第5話

恋を知らない*中島健人①
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2017/11/23 13:38



失恋の辛さは体験したことがある人にしかわからない。


体験したことがない奴が語る失恋論なんて


ゴミ以下。



と、友達が言っていた←



貴『わかんねーよなぁ…恋なんて…』



画面の向こうの皆さんこんにちわ。

あなたです。


ただいま友達の名言を語っておりました。



中『わかるだろ、恋くらい。』


このナルシストっぽい私の隣の席の男は


中島健人。

何故かモテる←←


こいつ結構なSだそ…


と、思っていると通りすがりの1年が

『中島先輩のSいいよねー!』


とか言ってってやっぱり顔なんだなと思った。



貴『中島みたいな顔面妖怪とは違うの。』


私なんて今まで生きてきてモテた試しがない。


中『なにそれ(笑) 俺はお前のこと好きだけどな。』


あー、そか←


貴『そんなこと言ってくれるのは中島、お前だけだよ、

ありがとさん。』


はぁ、モテたいわ←←


中『……』


恋っていつ分かるようになるの…



********((中島Side


俺には好きな人がいる。

そいつはこの隣でぼけーっとしている佐藤あなた←


こいつには結構アピールしてるはずなのに全然気づかない


貴『んー?どしたー中島?』


俺がどれだけ見つめたり好きだと言ったりしても


こいつは冗談としか捉えてない


中『髪にホコリ付いてるぞ』


貴『あ、まじ?取って〜』


ほらな…あなたは俺があなたを好きなのも知らずに

こーゆーことを何事もないように頼んでくる


中『ほら………取れた』


髪についていたホコリをとって見せた

するとあなたは

貴『わお〜w大物だね〜』ニシシッ


ッ…

俺はこいつのくしゃっと笑う笑顔が好きだ…


*******((あなたSide


中島から私の髪についていたホコリをとって見せてもらった


わぁお!

貴『なかなか大物だね〜!』


すると中島は黙って私の頬にゆっくりと優しく手を添えてきた


貴『なか…じま?』


調子悪いのか?返事がない。


貴『おーい?中島〜?』


すると中島はハッとして


中『…!わ、わりぃ。』



寝不足か…?

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