第8話

恋を知らない*中島健人④
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2017/12/03 03:17




貴「なんだこれぇぇぇ!!!!」ダッ



随分走った…


貴「ハァハァ……屋…上……」



やば、もうすぐ昼休み終わる…



貴「どーしよ…中島の顔見れないかもしれない……」



多分、多分。

この気持ちは”恋”なんだろう…


貴「まぁ、1回惚れたことくらいあるし分かるか…」



うん、これは恋だなぁ…


貴「あーあ、どうしよう…中島に会いづらい」




?「会いづらいって?俺に?」





この声は


貴「なか…じま?」


私は中島の顔を見られなくてすぐに顔を下げた



中「何で顔下ろすんだよ…」



ッ…!



貴「無理…見れない…」



無理だよ…意識すると顔合わせらんない…


中「……なぁ…こっち見ろよ…」


さ、囁くなぁぁぁぁ!←


貴「むりむりむり!わ、私今顔真っ赤だから!見られたくないっ!」




無理だよ…嫌われたら…死ぬ………。




中「何で?何で顔が赤いの?」



ここで出る!?ここでドSだすのぉ…


貴「わ、わかってじゃん……」


耳まで赤くなってるからバレてるよ…


中「俺わかんない…ねぇ?言って?」



もう、腹を括るしかない!


私は勢いよく顔を上げた


貴「私は!中島がすk…んっ!」



私の初めての告白は


私の初めてのキスに奪われた__


中「俺も…好きだよ。あなた」



そうしてまた影が重なった__









END

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