第11話

回覧板*櫻井翔
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2017/12/27 12:44

私の週に一度の楽しみはお隣さんからの回覧板。


私と彼が週に一度話せるたったひとつの方法。



彼は私をお隣さんの同級生だと思っいるのだろう。


でも、私は会った日から心奪われていた_


櫻「あ!あなたさん!回覧板です!」


今日も櫻井さんは笑顔で私に話しかけてくれた。


何か話さなきゃ!

そう思っていると。

櫻「あの…失礼なこと聞くんですけど…

あなたさんって彼氏いるんですか?」


櫻井さんの方から話題を降ってくれた。


貴「彼氏!?そんな素敵な人いませんよ!」


焦って返すと櫻井さんは笑って

櫻「焦りすぎですよ(笑)」

と言ってくれた。

気がつけば私も笑っていた

「このままときが止まればいいのに…」



櫻「え?今なんて…」

ま、まさか!?

今声にっ!?


私は人生最大に恥ずかしくなって逃げだそうとした。

そう、”逃げだそう”とした

でも、それは阻止されてしまった…

櫻井さんに__




貴「ちょ、離してくださ…櫻「今なんて言いました?」っ…」


私は恥ずかしすぎて下を向いてしまった。

というかまず櫻井さんに壁ドンされて

手を掴まれているなんて夢のまた夢だった


そ、そろそろ恥ずかタヒぬ…

貴「は、離してくださいっ!私用事がっ!」


無理やり解こうとするもやっぱり相手は男性なわけで。

櫻「言ってくれるまで…返さない…」


っ!こんな時だけタメ口とか反則っ!


貴「この……まま時が止まればいいのになって…言いました…っ!」


恥ずかしすぎる…


すると櫻井さんは私のことを顎クイした、。。


貴「っ!櫻井さんっ!」


すると櫻井さんは

櫻「俺さ、初めての引越しですげー緊張して…

でもお隣さん挨拶の時にあなたさんが…

すげー笑顔で接してくれて…

俺…この人と付き合えたらなって勝手に想像してたんです…」



つまりそれって…

言葉を理解した途端に胸の鼓動が早くなった…


櫻「でも今のあなたさんの言葉を聞いたら俺もう止められなくて…


あなたさん…俺と…付き合ってくれますか…?」


っ!!

夢なのであれば誰か起こしてほしい…


でも、この苦しさ…このときめき…本物だ…


貴「私でいいならお願い…します…」

そうして櫻井さんは私にキスをした…

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