第13話

まさかの事態
375
2017/11/23 02:59
私達はしばらく、ロビーのソファーに座って待っていた。すると、そこにー。
平川大輔
...あれ、君達もしかして、イベントに来てた子達だよね?
あなた

え?...えっ!?

ゆい
えっ!?...ご本人さん!?
ゆいの母
え、本当に!?
階段から誰かが降りてきて、とても聞き覚えのある大好きな声の主に、私達は驚いた。
あなた

ひ、平川さん...ご本人さんですか!?

私達は思わず座っていたソファーから立ち上がった。
平川大輔
ふふ、そうだよ。君達、イベントに来てくれてた子達だよね?
あなた

え、覚えててくださったんですか!?

平川大輔
うん、前列の席で俺が出ているゲームとかを持って振ってくれてた子達だよね?それに、朝早くから並んでくれてたみたいだし...ありがとうね。
ゆい
い、いえ...!!私達のことを分かってくださっていたなんて、本当に嬉しいです...!!
ゆいの母
平川さん...ありがとうございます...!!
平川大輔
イベントの席は俺の目の前だったし、君達バッグにいっぱい缶バッジつけてたし、覚えてたよ。それより、イベントが終わってしばらく経ってるのに、どうしたの?
あなた

あ、あのえっと、...タクシーにいつ乗れるか分からないので、ま、待ってたんです...!

平川大輔
そうだったんだ。ここ、寒いでしょう?良かったら俺の部屋に来なよ、俺今日はここのホテルに泊まるから、タクシーが来るまでならいてもらって構わないから。...すみません、タクシーが来たら呼んでもらっていいですか?
従業員
分かりました。
あなた

え、えっ!?そ、そんなことは...!

平川大輔
ここ寒いし、風邪引いたら困るでしょう?それに俺、あんまりファンの子と話す機会がないから君達と話してみたいし...ダメかな?
ゆい
い、いえ、そんなことは...!
ゆいの母
私達も...話してみたいねって思ってたんです...!
平川大輔
じゃあ、決まりだね。こっちだよ。
こうして私達は、思いがけず平川さんと話せる機会ができてー。
(作者より)設定がまた随分無理矢理かもですが、作者の妄想全快なのでご容赦ください(^^;

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