そして月日は経ち、私はいつものように望と日々を過ごしていた。
そして、いつものように会話をして、それぞれの授業に戻った。
すると
【ね、あなた?】
私の友達のれいちゃんが話しかけてきた。
「ん?どーしたの?」
【あなたはさ、小瀧くんとは付き合ってるの?】
「え?!」
私はびっくりした。
「いやいや、そんなことないよ、」
【でもいつも一緒にいるじゃん^^】
「まぁ、でもね、昔からの付き合いだし…」
【ねぇ、そろそろ正直になってみたら?】
「そ、そ、そんなことわかってる、照史がいないことぐらいわかってるよ!」
大きな声を出してしまった。
【!!】
彼女は私を抱きしめてくれた…、そして私の目から涙が出ていた。
「グスッ…、、グスッ、、」
【ごめん、ちょっと言い過ぎたよ、、】
「大丈夫、れいちゃんが悪いわけじゃない、これは全部私の気持ち次第なの…。。」
【いや、でも、…】
「ありがとう、れいちゃん…」
自分でも驚いた、なんでこんな大声で…、
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望said
「そんなことわかってるよ!」
とあなたの叫び声が聞こえた、、俺はそこに目を向けた、あなたは泣いていた、あの子も限界や…守ってやらねぇと、俺が…。。
俺も自然と涙が出てきた、俺には何もしてあげられない、そんな自分が憎かった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。