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第1話

幽霊屋(プロローグ)
40
2017/11/22 08:24
26時間…
38時間…
12時間…
100時間…
8時間…

真夜中の小さな会社。
1人パソコンと睨み合う男。

男は黙々と数字を打ち続けている。
カタカタ…
カタカタ…
……
ギシッ…
男は手を止め、椅子にもたれかかった。
何かの紙を見ている。

(      “あなたの人生代行します。”       )
どうやら男の会社のチラシのようだ。
ふっ
男が不敵な笑みを浮かべた。
馬鹿馬鹿しい。
そう言い放つと、男は止めていた手を再び動かし始めた。

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