マリは泊めてもらう代わりになにか出来ないかと考えソヨンに聞いた
マリ「あの、泊めてもらう代わりになにかしたいのですが...何かないでしょうか?」
するとソヨンは...
ソヨン「この屋敷の物をあまり触らないでもらいたい」
そう言って部屋に戻った
マリは何か役に立てることはないかと考えて思いついたのは夜ご飯を作ることでした。
マリ「そうだわ、夕食をお礼に作ってあの人に持って行ってあげましょう!」
マリはせめてものお礼にと夕食を作ってあげました。
マリ「トントン...カッカっ...ジュー」
その音を聞いてソヨンが降りてきました。
ソヨン「あなたはそこで何をしているのですか?」
マリ「失礼な事は承知で夕食を作らせていただきました。」
ソヨン「なぜ、そこまでしてお礼がしたいのですか?」
マリ「おばあちゃんが言っておりました。人に優しくされた時お礼を忘れてはいけないと...」
ソヨン「人に優しくされた時か...人に優しくしたのも何年ぶりだろうか?」
マリ「...人に優しくしたの入っだろうか?ってあなたも人ですよね?」
ソヨン「あっ...気にしないでください」
ソヨンはそう言ってまた部屋に帰って行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。