その火からいじめが始まった。毎日毎日、私とお兄ちゃんを監視している。満里奈ちゃんはお兄ちゃんのケータイにGPSをつけたようで、一緒に歩いている人も感知できるようにした。

あおい
満里奈のやつ、俺にGPS付けやがったよ。なんか疑ってる事でもあんのかよ？

サクラ
...。心配症なんじゃない？ほら...。満里奈ちゃんもきっと初めての彼氏だったからさ！

あおい
そうかぁー？...！要するに俺は愛されてるって事だ！

サクラ
あはは。......そうだね



ー翌朝6時半ー
あおい
おはよぉ。...あれ！なんだこれ！

サクラ
えっ？！どうしたの！

あおい
ほら、見ろよ。



家の冷蔵庫の中のものが全て外に出ていて、私の服が切り刻まれていた。そして、1通の置き手紙があった。

あなた達は仲良くしてはいけない。私以外はあおいを触っちゃいけない。私とあおいはほんとうに愛しあってるの。あなたはわたしたちを邪魔しちゃいけないの。
だからとっとと、消えてちょうだい。
これが私の一生のお願いなの。
                           Ｓ,М

あおい
えっ...。何これ。まさか？！満里奈が！

サクラ
そんなことあるわけないでしょ！満里奈ちゃんのせいにしたらかわいそうじゃない！.........。絶対違う誰かよ。絶対そうよ......。