"イタズラしたかった"
この言葉の意味が分からなかった。
この事があってからろくに喋れていなかったのだ。
そのうえ、こんな嘘つくなんて…
私を悪いもの扱いして自分のものにしようと思ったの?
ひどいよ…ひどすぎるよ…
私は智に全てを話そうと思ったのだが…
こんなこと言ったら…
そう思い、私は
(このことを誰にも言わない)
そう決めた。
でも、智には説明しないと!!
そして、ある曲が送られてきた。
その歌詞の一部だけご紹介。
(お借りします💦)
君のことが大好きだ。
その目と目が合う時
変わったんだ。見つめている。自分がいる。
君がいるからきっと私の毎日、
キラキラって言えるんだ!
あとは…
君は僕にどれくらいの罪を問う?
終身刑でつぐなう覚悟。
君から告げられた僕は有罪。
他には…
僕は何回だって、何十回だって
君と抱き合って、手を繋いで、キスをして
思い出すたびににやけてしまうような思い出を
君とつくるのさ
ほら、喧嘩もするんだろうけど。
それなら何回だって、何十回だって
謝るし、感謝の言葉もきっと忘れないから。
終身刑でつぐなう。
智は悪くないのに…
でも、ずっと一緒かな?
なんちゃってー(笑)
大好きって…(//∇//)
曲の力ってすごいな。
歌は嫌いだ。とっても嫌いだ。
でも、智のおかげで、好きになった。
智といると、嫌いなものがどんどん好きになっていく。
智の事もだ。
最初は最低なやつとしか思えなかった。
でも、今となっては…
とっても大切な人です!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!