あなたside
今日はハロウィンらしい。
巷でちょっとした騒ぎにはなってるけど、
正直いってノリに乗るタイプではない。
と自分では思っていた。
_だがしかし。
この状況はなんなんだ?
なぜ私は猫耳なんぞを付けているのか。
おいどこがじゃ。
22にもなる私が猫耳なんぞ…
ってかシルクだってどっかの海賊みたいな格好してるしさ。
グミくれるとか優しいなダホちゃんは。
ってかハロウィンってなんだ?
若者が騒ぐだけのもの…だと思ってた。
仮装してお菓子食べるかいなのかハロウィンは…!
それなら話は別だ。ハロウィンやろうではないか!
それならそうと早く言ってくれたまえ…
私の大好きなグミがたくさん食べられる…
…まてよ?ハロウィンってなんだ?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!