第3話

過去
56
2017/11/26 12:56
私は小学校6年生の修学旅行を思い出した。
皆で、色んなところに行けてとても楽しかった。

でも、私は修学旅行の次の日にノリで亮にコクっていた。

「好きです」←小さい声

「!?」

「好きだって!」←友達

「あ、うん」

私は恥ずかしくなってその場から逃げ出した。
すると、友達が後からすぐに来た。

「アイツ、OKだって!!」

「えっ!?」

「自分が付き合ってだってって言ったらアイツ、
 うん。って言ってたよ!」

私は訳がわからなくなった。
付き合ってなんて私は言っていないのに友達が勝手に言っていた。
これは付き合ってるって言えるのか?
自分の中で考えていたが、わからなくなって璃子に相談した。
すると、

「それは、付き合ってるでしょ!!
 だって、「うん」って言ったんでしょ?
 なら、OKって事じゃないの?」

「そうなのかな…」


そのままその話は終わり、3ヶ月くらい亮と話さなくなった。
話さないというか気まずい感じがしたからお互いに
距離をおいていた。
でも、しばらく経ったら元通りの関係に戻っていた。
結局、あの告白の返事はいまだに分かっていない。

今さら聞いてもおぼえてないかもしれないし、
聞いて、また気まずくなるのも嫌だから聞けない。

私は聞くのが怖いだけなのかもしれない…

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