私は目の下が赤くはれたまま学校に行った。
教室に入るとすぐに亮が
「おはよ、黒崎🎵」
「………」←黙る
「どうした?なんかあったのか?」
「……あのさ」
「ん?」
「昨日、遥と一緒に帰ってたよね?」
「あぁ、それがどうした?」
「いや、何でもない…」
少しは否定してくれた方が嬉しかった…
そんなの言えない…
「何でもないっていう顔には見えないんだけど?」
「…何でもないって」
「ホントか?おいおい笑笑」
「何でもないってば!!!!!!」←大声で言う
「あっ、ごめん…」
「そうかよ」←どこかへいく。
私は亮に何てことを言ってしまったんだろう。
彼を傷付けてしまった。。
彼は私を心配してくれていたのに。
何てひどい態度…
どんな顔で亮に会えばいいのか分からなくなっていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。