なんか泣き声が聞こえてくる…
だれやろ
声をかけてみると
それはあなたやった…
俺はあなたの泣いてるところを
見た事が無かったから正直
ビックリしてん…
やけど…
何かあったことは
分かった…
それで聞こうとしたら
大丈夫言うて逃げようとしたから
腕を掴んで
俺の事信じてって言うたら
話してくれる言うたから
楽屋で話してくれる言うたから
楽屋につれてって
話を聞いた…
そしたら皆に嫌われた
いうたし
誰やったけ真里亞?
ってやつになんかやられた言うて…
ほんまに腹が立った…
なんで同んなじメンバーを信じてやれへんの?
って思ってん…
でもな…あなたに
自分で解決する言うた時に
俺は無力やなーって
思ってん…
なんにもしてやれへんやんって
そんな自分にも腹が立った…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。