第9話

#9
87
2017/11/25 11:28
メールをできるだけでも幸せなことなのに




私はそれではまだまだ足りなくて




ふと、あなたの声が聞きたいと思った。




時々辛いことがあると無性にあなたの声が聞きたくなる



録音しといて常に聞いていたいくらい



あなたの声は私を安心させるんだ



でもあなたは



『電話番号教えたらかけてくるからやだ(笑)』


そう言った。



どう反応したらいいか困った。



同時に


嫌がられてるんだ、と思った。



その後、
胸がギューっと締め付けられるような苦しいような辛いような、そんな感覚に襲われた。









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