霧絵「まぁ、こんなところ。光瑠はそれからずっと心を開かないから光璃も心配してる。」
霧絵は暗い顔をして言った。
まなか「そんなことが……、」
小夜「わ、私も知らなかった……。」
まなか「光瑠くんを助けに行こうっ!」
「「「「えええええっ!」」」」
全員が驚いている。
まなか「光瑠くんのことは私、全然知らないっ 。だから今日、光瑠くんの家に行く!
ちゃんと話して光瑠くんも一緒に文化祭に参加する!もちろん光璃ちゃんも!
そのあとは桂木くん!みんなでテストも乗り越えるっ!」
まなかが大きな声で叫んだ。
霧絵「いいんじゃない?まなかっぽい。」
景「俺も賛成。退学は嫌だからな。」
笑心「笑心も賛成〜!ね!真昼!」
真昼「あぁ。」
小夜「わ、私も頑張るよ!」
樹「やってやろーぜ!」
遥花「私も!私も!」
潤「大変そうだな、」
みんな明るく話し出した。
まなか「今日、みんなで行こうっ!!」
まなかが笑顔でそう言い、大きく飛び跳ねた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!