前の話
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9月。
私のクラスに転校生がやって来た。
夏休みが明けて数日してのことだった
「お前ら~席つけ~。SHRはじめるぞ~
そんで、転校生がうちのクラスに来たぞ」
「マジ⁉男子⁉女子⁉」
「どんな奴かな?」
「楽しみ~‼」
みんなの反応はそれぞれ。
「桐島、自己紹介して~」
入ってきたのは男子だった
黒板に名前を書いた。
「桐島 葵。よろしく。」
ちょっとさばさばした男子だった
女子は一気に騒ぎ出す
「わっ!かっこいい~‼」
「やった~‼」
「イケメンじゃん!」
「女子静かに 休み時間で話せよ~
で、席は……一番後ろ、花咲の隣でいいか~?」
「え~っ?いいなぁ花咲さん。隣で」
「ずっるぅい!」
女の子の猫なで声。苦手
あんまりよろしくないかな……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。