chu♡
『?!?!//////』
る「さとみくんの事なんか忘れさせてあげるからね」
『………そっか…ありがと///』
る「てゆーか忘れたいの?」
『う,うん……』
る「本当にいいの?」
『勿論!私をるぅちゃん色に染めてよ……///』
る「…ッ………それずるい///」
『んぇ?』
る「……上目遣い無意識なの?///」
『……分かんない』
る「本当そういうとこずるい///」
『??』
『ねぇねぇ私のどこが好きなの?』
る「え,それ聞くの?!」
『うん。気になるもん』
る「ッ///………はぁ」
る「良いよッ」
『ほんと?』
る「こっちおいで」
そう言いながらるぅちゃんは目の前の床をトントンと鳴らす
トテトテトテ………ストンッ
る「んー急に言われたらあんまりわかんないけどねぇー……」
る「優しい所と笑顔が好き」
る「かな」
『え私優しい?!』
る「うんすっごく」
『へへそっかぁ』
そんな嬉しい事を言われると自然と頬が緩んでしまう
『あ,え,笑顔?』
る「あ,うん」
る「初めて会った時はよく笑ってて笑顔が……こう……ふんわりしてて可愛いなって思った」
『か,かわ………?!』
る「うん」
『えへへ嬉しいなぁ〜』
る「ふふふ本当に可愛いね」
『んー?るぅちゃんの方が可愛いよ?』
る「んぅ……僕はかっこいいが良いッ」
『そっかぁ………るぅちゃんは可愛い』
る「だ,だからぁッ」
『それにかっこいいし,優しいし,爽やかだし………←』
る「も,もう大丈夫ッ///」
『へへっお返し!!ニコッ』
る「…………」
る「……………ジトー」
『ど,どしたの?』
る「…………本当に僕なんかと仮交際してくれるの?」
『勿論!今まで気付いてなかったの申し訳ないし……』
『あ,あとさ』
る「ん?」
『るぅちゃんが嫌じゃなかったらなんだけどさ………』
る「なになに?」
『本当に嫌だったら言ってね………?』
る「うん」
『仮………じゃなくて本当に付き合わない……?』
る「え………」
『あ……ッ』
『ご,ごめんねッ……さっきまで桃原先生が好きだったのに急にこんなこと言い出して…』
『本当にごめん……』
ギュッ
『ゎッ///』
る「全然。むしろ夢なんじゃないかって思うくらい」
『じゃ,じゃあ……ッ』
る「……………」
る「でも」
『ッへ?』
る「でも………」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!