櫻井翔×前田あなた


校舎裏で猫と戯れる先輩。

私は先輩に１１回目の告白をする。

あなた「先輩！」

先輩は私のほうを向いた。

あなた「私、先輩のことが好きなんです！」

翔「うん。」

あなた「付き合ってください！」

翔「・・・ごめん。」

あなた「そうですか。でも私本当に先輩のこと好きなんです！！」

すると先輩は申し訳なさそうに言った。

翔「ごめん。」

私は悲しくてそこから走り去った。

涙が止まらなかった。

私は家に帰ると自分の部屋のベッドに倒れ込んで泣きつづけた。


いつのまにか寝ていたらしく、窓の日差しで目が覚めた。

鏡に向き直ると、目が真っ赤に腫れていた。

私は自分の頬をパンッと叩き、気合いを入れ直した。

学校について親友の佐奈に挨拶する。

あなた「おはよう、佐奈」

佐奈「おはようってどうしたの？！その顔！！」

あなた「またフラれたんだよ。」(泣)

佐奈「絶対櫻井先輩、あなたのこと好きだとおもうんだけどなぁ」

私は自分の席につき、読書を始めた。

そのとき、周りの子の話が耳に入った。

女１「ねえねえ！櫻井先輩のこと知ってる？！」

女２「あー知ってる知ってる！手術するってやつでしょ？！」

女３「かわいそうだよね！」

手術？

そんなこと先輩一言も言ってなかった。

だからずっと私のこと、、、


放課後になり、私は教室を飛び出して、校舎裏に走った。

あなた「先輩！」

私は先輩の近くで立ち止まり、息を整える。

あなた「私！先輩のことが好きなんです！！」

翔「うん。」

あなた「あの！私、、、翔「手術のこと聞いたの？」え、はい。」

翔「情けないよな。好きな子一人も幸せにしてあげられないなんて。」

あなた「私はずっと祈ってます！手術が成功するように！」

翔「ありがとう。」

櫻井先輩は私に近づき、耳元で呟いた。

翔「待ってて。」

私はコクッと頷いた。

そのあとどうだったかって？

それはご想像にお任せします♪