私は何をすれば良いのか又何処にいれば良いのか判らずさっきから同じ所に居る。
すると髪をヘアピンでとめている男の子が近づいてきた。
と青年は腕を組み唸るように長台詞を云った。
そう云いながら谷崎はあなたに手を伸ばす。
あなたも手を伸ばし、その手を握った。
あなたが云い終わるとほぼ同時に黒髪の似合うセーラー服を来た女の子が谷崎に飛び付いてきた。
ドゴッ!
と音がしたが何食わぬ顔でその女の子も自己紹介を始めた。
迚、笑顔の似合う女の子だ。とあなたは思った。
此の二人は、他から見たら、見た目からして兄妹には見えない。
そう云いながらナオミは潤一郎の服の中に手を入れた。
本当に此の二人は兄妹なのかとあなたは疑問に思った自己紹介だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。