あなたは初めて来る場所に連れてこられた。
鏡花はあなたの裾を掴み、
鏡花の目はキラキラと初めての散歩をする子犬の目の様になっている。
与謝野はそう云ってあなたの先を歩いた。
すると、ナオミが店の中にスッと入っていった。
少しするとナオミが店から顔をだし、
二人のテンションがどんどん上がっていく。
鏡花はあなたの手を取り、
と、云いあなたの手を引く。
ハンガーに掛かった服を渡され、少し戸惑いながらも
と返事をした。
あなたは試着室に入り、服を着た。
すると、外から声がかかる。
あなたは試着室を出た。
ナオミは、あなたを見ると顔をキラキラと輝かせた。
鏡花は縦に首を振る。
選んでもらった服は、黒がベースに所々に紫色の薔薇が散りばめられてあるワンピースだ。
腰には赤に少しピンクが混ざっている色のリボンを巻いている。
そう云って何処かに行ってしまった。
すると、直ぐ与謝野が戻って来た。
店員も居る。
店員はそう云ってあなたの着ている服のタグを取った。
与謝野はレジに向かい、ナオミと鏡花はあなたの手を取り、3人で店を出た。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。