次の日、机の中に一枚の手紙が入ってた。
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あなたへ
今日の放課後、屋上に来て、話したいことある。
錦戸
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先生からの手紙だった。
これが悪魔の始まりだった。
放課後、私は大毅に断りを入れ、急いで屋上に行った。
私はずっと待ってた。ずっとドキドキしながら待ってた。すると、
〈みて、あいつ、ほんとに来たよ?〉
(ふふ、やっぱりバカなんだね、)
[本気にするとか、、]
と3人組の女の子達が来た。
私はとっさに、
「な、なんですか??」
〈錦戸先生なんて来るわけないよ?あんたバカ?〉
「だ、騙したの?」
〈あんたがなんで錦戸先生とイチャイチャしてるの見て腹たったから、、〉
よくよく考えたら先生がこんな事するはずがない。
〈腹立つのよ、あんた!〉
私は押し倒された。膝から血が出ていた。
〈あんたがいるから、先生は私を選んでくれないの、、あんたなんかいなかった、、〉
([あ、、])
その子の友達がなにかに気がついたような顔をした。
『それは違うんやない?』
そこに居たのは錦戸先生だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。