第15話

運命の分かれ道。
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2017/12/17 08:31
今日は、クリスマス。

二人の約束に、、どっちに行くか、そんなの簡単に決められることでない。

「よし、きちんと言いに行こう。」

約束の時間、私は駅前に向かった。

そこに待っているのは、先生。

「先生、遅くなりました!」

『あ、あなた、来てくれたんか!』

「来ました、でも、、断りに来ました。」

『…、、なんでや?』

「私には、先生より大切な人が出来ちゃったから、、」

『重岡か?』

図星だった。私は黙り込んでしまった。

『やっぱりあいつには勝てへんかったか…、、』

「ほんとにごめんなさい、」

私は深々と頭を下げ、大毅の元に走った。
私は気づいてた、先生の手には小さなケースがあった。きっと、きっと…、、でも、私の気持ちは変わらない、、

そして、待ち合わせをしていた、お店に着いた。中に入り、

《あなた、こっちや!》

今までは仲良いだけって思ってたけど、今は違う。

私の大好きな人がそこにいた。

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