第3話

胸の高鳴り
14
2017/11/28 12:56
昨日の変な人に合わないよう
少し気をつけながら通学路を歩いていた
きらり
きらり
あなた
あなた

ひゃっ

きらり
きらり
どうしたのそんな変な声出して
あなた

昨日色々あって

きらり
きらり
そうなんだ
まぁ気にしないのが一番だよ
あなた

そうだね

学校
浅倉晃祐
浅倉晃祐
よう
あなた

浅倉晃祐
浅倉晃祐
おい無視すんなよ
きらり
きらり
あっこれが例の…
あなた

おはよ ボソ

浅倉晃祐
浅倉晃祐
おう、おはよ ニコッ
何なんだろうこの動悸は……
浅倉晃祐
浅倉晃祐
そういえばあなた何組?
あなた

え?
一組だけどなんで?

浅倉晃祐
浅倉晃祐
おう
俺5組だからよろしくな
あなた

う、うん

何なんだろうこの不敵な笑みは
少し心臓に悪い
どうして私の心臓こんなにドキドキしてるんだろ
教室
きらり
きらり
そんなわるいやつじゃないじゃん
きらり
きらり
何より
イケメンじゃん
あなた

あ、あいつのどこがイケメンなの?

きらり
きらり
だってほらみてごらん
きらりに言われ外を見ると
晃祐はたくさんの可愛い女の子達に囲まれていた
なぜだかそれを見るのが辛くて泣きそうになった
きらり
きらり
あなた平気?
あなた

え?

気づくと目からは涙が溢れていた
どうしてこんなに胸が苦しんだろう
天使
天使
教えてあげようか?
あなた

あなた誰?

天使
天使
あなたの頭に住んでいる天使よ
天使
天使
あなたは晃祐のことが
天使
天使
好きなのよ
あなた

え?

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