あなた「翼~」
翼「あなた!」
あなた「大丈夫?もうすぐ退院だね~!」
翼は、車椅子で過ごしていました
私は…翼が明るくしているのが嬉しいけど
寂しかったです
翼「もうすぐ退院か~!」
あなた「うん!」
あなた「あのさ…翼無理しないでね…」
翼「何が~?」
あなた「私の前だけでも泣いていいよ…」
翼「…」
あなた「翼が一番辛いのは知ってるから…」
翼「無理だよ…明るくしてないと…」
あなた「翼が明るくないと暗い気持ちになるけど…」
翼「ほら…」
あなた「でも、泣きたかったら泣いていいよ」
あなた「翼が出会った時に私に同じ事言ったじゃん?」
翼「う…うぅ…」泣
翼「あなた~」
あなた「なに?」涙目
翼「本当は辛いよ~」泣
あなた「うん…」
翼「本当は歩ける様になりたい…」
あなた「うん…」
翼「自分で出来ることが少なくなっちゃうよ~」泣
あなた「私が、翼を支えるよ…」
翼「え…?」
あなた「今まで私が翼にしてもらった事をする」
翼「あなた…」
あなた「ね?」
あなた「それに、大地も空くんもいるしね」
翼「…うん…」
あなた「翼!退院おめでとう!」
翼「ありがとう!」
大地「さっさと帰ってケーキ食おう!」
翼「ケーキあんの!」
空「あなたちゃんが作ってくれたんだ~」
翼「マジ!やったー!」
帰っている間に翼は私と二人に
翼「あなた…」
あなた「なに?」
翼「俺の側にずっと一緒にいてください/////」
あなた「え…?」
翼「だから…ちゃんと成人したら結婚して欲しい…///」
あなた「結婚…?」
あなた「うん…///お願いします」
あなた「あ、でもちゃんとお付き合いからね?」
翼「うん」
この後、私達は成人し仕事もそれぞれ見つけ
結婚しました!
大地「あなた、翼!おめでとう!」
空「あなたちゃん!兄ちゃんを頼むね?」
あなた「うん!」
あなたの母「あなた…おめでとう…幸せにね」
あなた「お母さん…うん!」
あなたの母「翼さんあなたをお願いします」
翼「はい!任せてください!」
翼の母「あなたさん…幸せになって下さいね?」
あなた「沙耶さん…」
翼の母「沙耶さんなんてやめて!w」
翼の母「もう、親子なんだから!」
あなた「お義母さん!」
翼の父「こんなに綺麗な奥さんができるとはな~」
翼の父「翼、必ず幸せにしろよ!」
翼「分かってるよ~!」
あなた「あの日きみに、話かけてもらってよかった」
翼「あなたと会えてよかった」
あなた・翼「あの日きみに、出会って…よかった…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。