第2話

ダーマ R-18
1,204
2017/12/21 03:58


注意
ヤマなしオチなし避妊してない

結論
やってるだけ
無駄に文字多いです。






なんで俺こんなことになってんの?

薄暗い部屋でアルコールで薄れてきた思考の中ダーマ頭の中で吐き捨てるように思った。
目の前には恋人であるあなたが熱で浮かされた顔をして自身の腹の上で馬乗りになっているからだ。頭は急な展開でついていけていないが潤んだ瞳はゆらゆらと揺れていて、どこからどう見てもとても正気だとは思えなかった。


今日は会う予定などなかったが先輩のお誘いという強制イベントのせいであなたに借りができてしまったので埋め合わせにと観たがっていたアニメの円盤を持って家を尋ねたのだ。というのは表向きの理由でしばく会っていないあなたに会うにはいい機会だし明日は丁度よく休みになった。あわよくばと言う下心がないと言えば嘘になる。
そんな気持ちを携えて家につくも前にインターホンをならしても一向に出てくる気配はない。一応連絡は入れたし返信はないが既読になっている。この時間帯に居ないはずはない。
それなのに何故かしばらくしても出てきやしないあなたに痺れを切らしてインターホンを連打するとドアの奥でガタゴトと騒がしい音がして勢いよくドアがあく。中途半端にあいたドアの奥を覗くと何故か怖い顔をしたあなたが佇んでいた。
ただ様子がおかしくはぁはぁと具合の悪そうな浅く荒い呼吸を繰り返している。かさついている唇を舐めて潤す姿が妙に艶めかしい。
化粧っ気のない自分好みの顔はダーマの視線に気付くとダーマの腕を強くつかんで引き入れた。引っ張られた勢いのまま近くのソファに押し付けられ突然のことに何も出来なかったダーマは目を白黒させるしかなかった。なされるがまま押し倒され呆然としているとあなたは首元におさまり首筋に吸い付かれる。

まてまてまてまて、何故そうなる?
下心があったにせよこれはいきなり過ぎてついてはいけないと内心焦るも、熱すぎるほどの舌が首元から耳朶をねぶる感覚に熱っぽい吐息がでる。また痛いほどの首に吸い付く感覚に我に帰って睦月の肩口を掴んで引き離そうとするもよっぽどの力を込めてるのかびくともしない。筋を伝い顎を伝い耳の淵から溝をゆっくりとなぞられて甘噛みされると彼女に押し付けられている下半身が熱を持ち始める。
これはやばいぞと頭の中で警告音がやかましいほどに鳴り響いているのにも関わらず身体はびくりとも動かせないでいる。

耳を執拗にねぶる彼女の舌と直接頭に響いてくるにゅちにゅちと言う生々しい音に体中が粟立つ。下半身は十二分なほどに熱を持ちあなたがどこかに触れるたびにびくびくとはねてしまうのは男にとってどうしようもないことだと言い聞かせる。ふわふわしてきている思考にこれは夢じゃないかと現実逃避をはじめるくらいにはダーマの中での理性は限界だった。

「ん・・・ダー、マ」

名残惜しそうに首元から離れたあなたが自分を呼ぶ。てらてらと部屋の僅かな光で照らされている唇に欲情して奥からのくぐもった音とともに喉仏が上下した。




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どれぐらい経ったのかわからない。
どろどろにとけた脳みそであなたは昼過ぎの事を思い出す。
その日は久々の休みで家でだらだらとくつろいでいるとダーマから撮影に使う道具を渡すはずが急用で渡せなくなったので渡しに行けと連絡が来た。そんな急に言われてもなにを持っていけばいいのかもわからないしまずそれはどこにあるのかさえわからない。わざわざ彼の家にまで行くのもだるいしなぜ頼まれている私がそこまでしなくちゃいけないのかと。
うだうだとどう返信するかを決めあぐねているとそれを見透かしたように今朝がたお前の家のドアノブに掛けといたからと拒否権のない文章が飛び込んでくる。
そう言えばこいつはそういう奴だわと仕方なしにドアノブに雑にかかっていたビニールを引っさげてシルクの家に届けた所まではまだはっきりと覚えている。

そこから断片的に浮かぶ記憶はとても曖昧でぼんやりとすりガラスのようにモヤのかかった映像しか思い出せない。
シルクの家で何飲んでもいいって言われたから勝手に飲み物貰ったなーとかそっから気分が悪くなったなーとか頭の中でぼやぼやまとまらない思考で目の前に、ほんの数ミリしか離れていないダーマの顔を見つめながらあなたは他人事のように考えていた。

随分と派手で大きい粘着質な音をたてて絡み合う舌に腰の奥がじんわりと疼いている。どちらのとも言えない唾液と生暖かい吐息がお世辞にも広くない部屋に敷き詰められて酸素が薄い気がして息苦しい。
先ほどとは打って変わってその気になったダーマの手はゆるゆると太股と尻の境目をもどかしいくらいに撫でている。そのあいだも続く深いキスに息も絶え絶えになりながらお互いやめるという言葉を忘れたかのように貪りあっていた。
あなたがゆっくりとダーマのタイを解くと覚束無い手でシャツのボタンを外していく。ぬるい指先が直接肌に触れるとなにかの意味があるかのように含みを持たせて滑り落ちていく。それがたまらなくくすぐったくてダーマが身をよじるとへその横を通り抜けた指先がベルトのバックルを掴みあげた。
いとも簡単に外されたベルトはくたりとソファからはみ出し宙にぶら下げられている。ズボンのジッパーが下ろされる音が耳から頭を支配して嫌という程心臓がうるさい。なにもかもを外され窮屈そうに下着に収まっていたそれが空気に晒されぴくりと跳ねる。するりと足の間にあなたはおさまるとそれのくびれを舐めあげて躊躇なく口に含むと上下に扱きだす。
先の方から根元までじゅぶじゅぶと音を立てながら舌は裏筋をすりあげ、たまに鈴口を舌の先でほじくられ頭の中は白くなり腰が浮く。先端があなたの喉奥に引っかかるたびに吐精感がじわじわと登ってくる。それを知ってかあなたは根元を掴んでまだまだと言わんばかりに動きを止める。何度か繰り返すたびに腰が震えてしまうのを恥ずかしいと思いながらもダーマはなされるがままに上下するあなたの顔をみつめている。ふいにかちりと目がうとあなたは口をはなし身体を起こす。
そのままルームウェア越しにダーマの手を引き寄せたそこは布越しに触れてもわかるくらい濡れている。

「うわ、やべぇぬれてる」
「ん・・・もう、がま、んできない」

言い終わるかの前にあなたはダーマのそれを掴むと下着をずらして自身のわれめに擦り付ける。裏筋があなたのクリを刺激するたび入口からは洪水のように濡れていく。ぬるぬると滑るそこは見えなくても我慢出来ないとわかるほどひくついて何もせずともダーマの先を飲み込んでいく。

「おま、ゴム」
「いい・・・から」
「よくなっあ・・・くぁ」

そのまま腰を落とされ言葉を遮られる。どうかしようにも気持ちよくうねるあなたのそこには抗えない。前のめりになってダーマににしなだれるあなたの胸を揉みしだくと耳が焼けるほど熱く甘い声で啼いて中が痛いほど締まる。
さんざん我慢させられていた自身は緩くゆする感覚ではもどかしくなりあなたの腰を掴むと大きく引き抜き思い切り奥に打ち込む。

「や、あ、あ、おくぁ・・・!」
「もー無理だ、いく・・・!」

肌がぶつかり合うたびにばちゅんばちゅんとなんとも言えない音が部屋中に響く。ラストスパートに差し掛かってあなたの奥にぶつかる度に悲鳴のような嬌声があがる。ぎゅうぎゅうに中で締め付けられて限界に達したそれは溜まりに溜まった欲をあなたの柔いふとももに吐き出した。



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オチが浮かばなかったです。











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