「コレ、使うのはじめて?」
「い、いや…過去に何回か…」
「さすが淫乱サクラちゃんだね、使ったことあるんだ。」
マサトさんはどことなく見抜いていたようだった。
私が自慰行為でソレを使っていたことを。
そして、ピンク色のローターを、私の秘部に当てがった。
機械の冷たい温度にさえ、私の秘部は反応した。
「今、ピクってした。まだコレ動いてないんだけど。」
「も、もどかしい…っ。」
クリギリギリのところにローターを設置され、私はもうこれ以上耐えられる気がまるでなかった。
そして。
「じゃあ、スイッチ入れるね。」
そう言ってマサトさんはローターの電源を音にした。
ウィーン
振動音が響き渡る。
「あっ…はぁっ…っ…」
「いいね、いいよサクラちゃん…その調子。あと約30分だよ…」
30分。
気が遠くなりそうだった。
1秒でも早くイキたい。
私は頭の中でそれしか考えられなくなった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!