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第14話

12®
2,260
2017/12/20 11:36
「はぁっ…っ…すいません…セフレとか、んっ、作る気がないんです、」




私がそう言うと、マサトさんはくぐもった顔をした。




「どうして?」



当然の質問。でも、よく聞かれることだから、私は返答に迷うことがなかった。




「知らない人に抱かれて、快感に溺れてる時間が、生きてるって感じられる唯一の時間だから。」





「…へぇ。そんなこと言った子、てか、そんな理由でセックスヤってる子、初めて見た。」



マサトさんはそう言うと、ならしょうがないね、と呟いて、




「じゃあ、今この時間を大切にするよ。」



私の目を見て、確かにそう言って、そそり立った自身を私に挿れてきた。



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